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2019/08/30

韓国との関係について思うこと その3


 韓国からの対話を無視し、一方的に悪者にする日本の政府。大本営発表よろしくヘイトスピーチを垂れ流すテレビ。軍事力を持つことの理由となっていた「北朝鮮」の脅威が揺らぐ朝鮮半島の和平を妨害したくてたまらないのだ。朝鮮半島が分断された下地を作ったのは日本の植民地支配なのに。そのことを反省しないどころか真実を闇に葬り、自分たちのしてきたことを認知することさえ「自虐史観」だという日本社会に未来は無いとつくづく思う。
 日本政府が韓国政府に罵詈雑言はいて 暴挙の限りを尽くしておいて、対話を無視し続けてきた末に 韓国が軍事協定を破棄するのは当たり前ではないの。韓国政府の態度は真っ当だと私は思う。むしろ、よく耐えて対話を模索してきてくれているとさえ思う。

 日本政府は自分たちの不正義と失策から目をそらすため、また社会の基盤が崩れている現状への不満を逸らすためにに韓国を仮想敵国化している。一人一人の抑圧された生活の怒りやストレスが、ヘイトスピーチに回収され、憎悪に転がされる社会。私は日本の住民として、日本社会の成人として、今の日本社会の状態が恥ずかしく情けない。この社会で15年以上大人として生きてきたにも関わらず、ここまでの状況になることを何ともできなかったことが申し訳ない。

 日本の起こした戦争により故郷を追われて(また、日本の植民地支配があったからこそ起きてしまった朝鮮戦争で)今も日本で暮らしておられる在日韓国人・朝鮮人の方たちへ日本社会がしてきた酷い仕打ちは時代が進むごとに罪を増している。ヘイトが日常になってしまった現在で、安心して暮らすことはいよいよ難しくなっているのだろう。朝鮮学校の無償化をしないことは、朝鮮半島を植民地支配したときに名前も言葉も奪い去った歴史の現在地だ。(先日の最高裁の判決も酷かった・・・。)

先の戦争は私たちの国が始めたことを思い出さなければならない。朝鮮半島の人たちの名前を奪い、言葉を奪い、土地を奪い、人の暮らしを、命をモノとして扱ったことを。いや、「知ろう」と言ったほうが今の時代に合うのかもしれない。歴史の真実を踏まえず、経緯を踏まえず、今の情勢を語ろうとしてもそれは日本国家の暴力への加担でしかない。

 日本の敵は、隣りの国じゃない。韓国の文在寅大統領は、民衆が国のあるべき姿を目指して選ばれた代表だ。もちろん、国家や権力者は嘘をつくものだ。人間は権力を握ると人の命なんてなんとも思わなくなりがちだ。成熟した民主主義の国の住民たちはそのことを本当に自覚し警戒している。韓国社会の人たちは、どんなに理想に近いと感じる政治家であっても油断していない。韓国社会の民主主義の成熟ぶりを知れば知るほど、自国である日本社会の現状がより情けなく恥ずかしい。

(それにしても沖縄に対してもそうなんだけど、本当に日本政府は立場の違う相手と話をする気がない。自分の都合だけを強権的に通し続ける。そうかと思えば、強者と崇めたアメリカ様には彼らのいらなくなった武器も余剰穀物も法外な値段で高価に買い取る。粗暴な独裁国家か 何を言われても言いなりになる隷属国家、その二択しかないのかこの国の態度は!)

 今、韓国の悪口を言っている人たちに言いたい。「ほんとうの敵は、自国民である日本人さえ本当はどうとも思っていない日本政府・日本国家の権力の中枢にいるあいつらじゃないですか?」って。福島の原発が爆発しても原発をやめず、東北を置き去りにして東京オリンピックをしようとする連中が政治の中枢に居座ってる。西日本集中豪雨の夜に酒盛りをしていたことがどうして責任に問われないのか。都合に合わせて人を死刑にして。莫大な税金を個人的な友好関係者に贈与したモリカケ問題や、公文書の改ざんが放置されるのか。人を不幸にするカジノや、命の砦である水を民営化することがどうして問われないまま、彼らは権力の中枢に居座っていられるのか。ここまで私物化できるのか。本当に国を愛している者にはこんなことは絶対に出来ない。

 やつらの好き放題を認知できない、認知したとしても止められない 成す術もない日本社会の一人ひとりの暮らしの抑圧と疲弊。社会基盤と人間性の崩壊。
国家の暴力や虚偽を野放しにする民ばかりであれば、民主主義はただの独裁国家より性質が悪い。このまま憲法もやつらの好きにさせ、戦争をしようとする国家の首輪を外すのか?
それは今ある全ての権利をドブに捨てるということだ。今ある幸せや自由の権利はもう守られない。日本国家は日本の住民を守らない。国家の甘言に騙されてはならない。

人間の敵を許すな。人間の敵に取り込まれるな。
国家により人間としての本来の生を奪われてきた人たちと、今の社会での生き辛さを抱える私たち一人ひとりの痛みや苦しみは本当はつながれる。それを分断し、お互いを憎むような構造を強化し続ける権力者の思惑が差別だ。歴史の隠蔽と改ざんだ。一人ひとりの感情を操ろうとする国家権力の不正義にのまれるな。

人間であろうとしよう。
隣人と言ってもらえる存在になろうとしよう。
「国や民族が違っても、私たちは力を合わせて人間を食い物にしようとする勢力に抗うことができる」と 韓国の友人たちは呼びかけてくれていると私は感じる。その声に応えたい。
精一杯の生活の中で何が出来るかはわからない。でも考えることは止めたくない。
想いを書くこと、伝えること、怖くても気持ちを話すこと。
これしかできない。読んでくれている稀有なあなた、諦めないでなんとか生きていきましょう。

私たちの国を人間の敵が支配していることを自覚し、自分自身が一人の人間として本来持てるはずの意識と思想を取り戻そう!