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2019/03/22

【観たい映画】『金子文子と朴烈(パクヨル)』

映画 『金子文子と朴烈』 http://www.fumiko-yeol.com/


参考記事:Chinefi イ・ジュンイク監督がまたもや世界を魅了する――禁断の歴史映画の誕生! 

必ず観るつもりでいる映画です。

徐京植(そ・きょんしく)さんの『過ぎ去らない人々 ―難民の世紀の墓碑銘』(2001年・影書房)の136ページから140ページまで、金子文子について紹介された文章を読んだのは、今から15年ほど前。私がちょうど彼女が縊死した年齢の頃でした。


「将来の自分を生かす為、現在の自分を殺すことは断じて出来ないのです。私はね、権力の前に膝折って生きるよりは寧(むし)ろ死んで飽くまで自分の裡(うち)に終始します。」
「私は日本人ですけれ共、日本人が憎くて憎くて腹のたぎるのを覚えます。私はその時ただ目に反射されただけの出来事は、大きな反抗の根となって私の心瞳に焼き付けられて居ります。」

という文子の言葉。

わたしは今、捕らえられているわけでなく、殺されることも自分で死を選択しきることもなく36歳になろうとしています。彼女が生き延びられなかった時代を想い、またそうした状況を繰り返していこうとする日本社会で暮らしていると実感します。まだ今の時点では、社会と切り離されずに愛するひとたちと暮らせていることを幸運に思っています。 安心とかはしてなくて、いつ何が起きてもおかしくないから、「まだ、今は」という気持ちです。今の自分の人生にある幸福について、少しでも感じ取り、かみしめて暮らそうと努めています。(環境も社会も崩壊寸前で、文字通り薄氷の上に暮らしていると考えていますし、私には「精神障害」があるので、自己決定できない境遇に閉じ込められることもあるという認識でいることも背景にあると思います。)


闇が迫っても、まだ光があります。
かすかであっても、今は光に目を向けて歩むことができると信じています。
主イエスの御言葉にもあるように、光のあるうちに光の中を歩まなければなりません。夜が来る前に。
だからこそ、日本帝国の支配と抑圧のなかで、迫り来る絶望と暗黒の中でも命の輝きを最期まで示し、人間として生きようと闘った先人たちの人生に触れ、感じ、自分のこれからへの原動力にしたいと思います。

ひとりでも多くの人と、この映画、この歴史を共有したいと願い、ご紹介させて頂きます。 

公式ウェブサイトより:各地の上映映画館 


買ったものの辛すぎて読めていなかった加藤直樹さんの関東大震災のときの日本人による朝鮮人(だけではないけど)のジェノサイドについての本『九月、東京の路上で』(ころから社)を、これを機にちゃんと読んでから観に行きたいです。
※ジェノサイドはその共同社会や民族を滅ぼすほどの大量殺害、集団殺戮(さつりく)という意味



◎追伸
同監督の『王の男』と『Radio Star』も観れて良かったです。尹東柱の映画 『空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~』もホントめちゃくちゃ 観たいです!!