2015/08/22

2015年8月22日 散文

酷い歴史の中に在っても諦めなかった人たちの生が連なり
人の権利という観念が 一応はある時代に生きることを許された

おじいちゃん
あなたと言葉は交わせなかったけれど
あなたの強い意志を今 感じています

生きて帰ってきたあなたがどんな光景を目にしてきたのか
故郷の景色を 目の前にいる人たちを どんな想いで愛でていたのか
平和の有難さを最も知る一人だったあなたが
なぜ60代半ばで肺気腫に倒れなければならなかったのか


大おじさん
弁護士になり人を助けるはずだったあなたは
遠い土地で人を殺す役目を負い そしてあまりにも簡単に死んでいかねばならなかった

世界でたった一人のあなたが
どうして国家の争いの駒にされて
この世から消えていかねばならなかったのか

会うことができなかった 膨大な命たち

アジア・太平洋地域の戦争で2000万人の人が命をおとした
その戦争をこの国がはじめた

いつも自国の経済のために戦争を始めるアメリカの
子分となって再び日本の戦争を始める法案が
決まりそうになっている今
なにかしなければと焦る

焦燥感とは無力感とはこういうものなのかと改めて思い知る

それでも
目の前にいる人に向き合うことしかやれないんだと思う

デモにいってもいいだろう
けれど
行けなくても
行かなくても
まだやれることはある

なんにもならないと思わされているけれど
そうじゃない

まだやれること
それは
考えること

そして
できるなら考えたことを人と分かち合うこと

そうして励まし合い
思考し続ける力を養う

人に伝える勇気を持ち
人を大切に扱い続けることを決意できる

考えることをやめることや
人とのつながりを途切れさすことを
国家権力は何よりも望んでいる

― その手にのるもんか

考え続けよう
つながり続けよう
あきらめないで

どんなに馬鹿らしく暗い世界がやってきても
生きることのどこかに小さな希望を見出す
この人類の闘いが
その歴史の果てまで続いていけるよう!

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