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2022/01/06

2022年になりました。

生きていること。生活すること。
混沌とした暗闇の中でも、日常を紡ぐ。それしかない。

明日、世界が滅びると言われてもリンゴの樹を植えよう。
自分の暮らしの中に。お互いの心の中に。
共に分かつことで人は生き抜くことができる。
いっしょにいる。
会えなくても、この同じ世界を生きてる。

私たちは、生きていく。生きることに希望がないのだとしても。
絶望を分かち合うこと、それこそが人間の希望になり得ることを知っている。

コロナ惨禍のなかで独りで暴力と抑圧に曝され、貧困に曝され、医療にもかかれず、お腹を減らして死んでいくひとがいる現実の中で、これが言える私は恵まれた立場である。
私の言葉に意味はない、人によっては有害でしかないかもしれない。
それでも、歩む。
人間の命を諦めさせる社会と世界の不平等と不公正に、何も現実は変えられなくても決して負けない。
絵画に、音楽に、信仰に、人の存在に、折れた心を何度も何度も治癒されて。

すべてのいのちがあるべき姿であるように。
自分の心と体から、暮らしから、天に捧げる私の日常。
目の前にいるあなたに、今はもう会うことはないあなたに。
目に入る緑、景色。
ここにいる。
ここにいるからね。
祈っているからね。

この世界で共に生き抜こう。生きることをやめないでいよう。
2021/09/06

フード・レスキュー

■コロナで自宅療養して食料も届かず、ひもじい思いをしてる人へ。 🍙フード・レスキュー。 食べ物を家の外に置き配します。東京など他のエリアの支援に立ち上がった人も掲載紹介。|七尾旅人|note
https://note.com/tavito/n/ne690e81bedf9

日本社会の絶望状況。その地獄の中に中にある人間の光。



なんとか生きて、暮らしています
みんな生き抜けるよう祈ってます
2021/04/12

なんとかかんとか。

なんとかやっています。
苦しい世でも人間としての暮らしを見出し、創造したい。
諦めないで生きるための力を与えてくれる人々とのやりとりと歌に感謝。
皆様に主なる神様の慰めと御守りがありますように。それぞれの場所の無事を祈ります。
2021/01/14

政府のコロナ対策法の改悪案、断固として許されないと思います。
どこまで腐ってるんだろう。本当に。
腹の底から怒りがせりあがってくる…。
2021/01/07

コロナ惨禍

日本社会におけるコロナ惨禍は、もはや人災だ。 
私は政府の無責任さと無能さ、そして核心的な命への軽視と切り捨てによる無策に心底怒っている。その責任を問いきれず翻弄されていることに無自覚で、差別と抑圧を深化し、弱者を苦しみや死に至らしめるこの社会の愚かに対してほんとうにやるせない憤りを抱いている。油断すると正気を失いそうになる。

この期に及んでオリンピック優先ばかり考え、人が死んでいくことにも医療が崩壊していることにも目を向けもしない政治家。政治に責任を取らせようとするどころか、ワカモノによる感染拡大を吹聴し続けるテレビ。社会を悪化させる構造問題に目を背け、深刻さを受け止めず、その責任を個人の行為や運の有無にしてしまう「自己責任」社会。最低最悪だ。さらなる悲惨さ、悲劇に転落し続ける現在地。

差別が常態化し、自らが当事者になっても黙るしかない。黙って、人知れず苦しみ、さらなる抑圧と暴力に連鎖する。弱い立場の者はさらなる苦しみと虐げを受ける。死んでいく人がいる。
物資すらない悲惨な医療や介護の現場で先を見通せず心身を病んだり、離職せざるを得ない従事される人がいる。
生活のため、罹患を怖れながら働く低賃金労働者がいる。


社会の腐敗がどのように侵食していくのかをまざまざと見ている。なにが感染拡大によるgoto中止。なにがオリンピック。ふざけるな。
ワクチンを打てば解決するわけじゃない。その前に感染拡大を食い止めるための手段がいくらでもあった。製薬会社が儲けるために、年寄りや障害者がいくら死んでも構わなかったのか?ワクチンの安全性は確保できるのか?できないよ。莫大な税金を製薬会社に流し、あたかも「コロナ対策してます」というポーズ。

昨年春先、ダイヤモンドプリンセス号の問題のとき、感染対策を全く知らないような厚生労働省のあまりにも酷い無策ぶりを目撃した医師の文章を読んで、私は絶望していた。惨禍は目に見えていた。
その後、PCR検査についてネガティブな発言をする人々、特に医師や社会に「意識があります」的な人たちの発言に更に絶望した。一次検査に完璧な精密さを求めるなんて論理的にどうかしている。すべての人の感染不安と感染の実態を明確にできるよう検査体制を完全に敷くべきだったことは明白だ。今は検査したくても飽和していてできない。もともと持病のある人は感染がこわくて医療を受けることもできない。熱がでても発熱外来で防護服をきなければ診察されないため、簡単には医療にアクセスできない。小児科も歯医者も患者が来れず潰れそうだ。昨年初冬の時期で看護師の離職率は15%と新聞で読んだ。医療現場の人が過労と感染の恐怖の中で働いていても、家族が差別を受ける。防護服どころかマスクも満足に行き渡らない医療現場を励ますために戦闘機を飛ばして激励?防護服代わりに雨ガッパ?無茶苦茶だ。

保育園や学校の部活動、地域のスーパーマーケットや空港の職員さんたちにも感染が拡がっている。社会に蔓延している中で、新型コロナの新型も国外から入ってきている。政府が国外からの渡航過程での検査体制を緩和したのだからこうなることは当たり前だ。gotoや大阪都構想の住民投票がなければここまでの感染拡大はなかったのではないか?沖縄に好き放題やる米軍がいなければ、goto事業がなければ、国外からの渡航での検査体制を緩和しなければ、沖縄での感染拡大は食い止められていただろう。玉城デニー知事が打った感染防止の施策は約60日の新規感染者を出さない成果をあげていたのだから。

震えるような憤りと怒りを痛烈に感じている。正気を失わないやうに、自分に渦巻く怒りと焦燥感を適切に流し、今日も一日を暮らすため未整理な文章だが気持ちを書く。
2021/01/05

今の私に届けるための

これまで撮りためた風景
聴いてきた音楽
書いてきた詩
読んできた声
あの人との対話

未来の自分と唯一無二のあなたに
いつか手渡すための希望を生むためのこの苦闘

私の命の表現を
誰が必要としなくとも
他でもない私自身がこんなに欲している


それだけでも
生きてきたかいがあるなあと思う

私の大切な人のなかには
その表現をだいじに受けとめて響かせてくれる人もきっといる

神様が創られた世界の真価を味わえているような

人と人の

自分自身や他の命との共鳴

人間としての時間

夜明け前の台所で雨の音を聴きながら綴る想い

2020/12/22

七尾旅人さんの手記を読んで、
ほんとうに命がけの接触、だなあ。生きることは。
と感じた。

コロナ時代、
私は何気なく覚悟なくテキトーに泳いでた暮らしのひとつひとつが、本当にはどれほどかけがえがなく、自分自身の生のために必須なのかを日々思い知らされている。

生きとし生けるものにとって、命という時間が有限であること
は自明の理だが、そのことをどこか忘れたフリをして生きてきた自分と向き合っている。

大変ななかでも、生活が落ち着いている恵まれたクリスマスを味わえる立場の自分と、糧も寝床を得るにも困難な人がいる。
暴力に曝され殺されかけている人がいる。貧困や生活苦から、差別から死に直面させられている人がいる。

一人のこさず命を尊ばれ、生きる歓びと自信に満たされた
世界が神様の望まれている人間の世界。
人の世の渦中で汚泥にまみれのたうっていた私にも主は御自分を示された。私は生き直す命を頂きました。

クリスマスが来る。すべての命のうちにおられるイエス様の生まれた日が。
神様にしかと愛され、みつめられている唯一無二のあなたが、この世界の闇に奪われ失われることがありませんように。



2020/12/08

不可能であっても
すべてのこどもが大切にされていると実感できる平和な世界を希求し続ける。

ひとりの存在の重み。尊さ。
生きることの、生かされいることの不思議さ。
ありとあらゆる場所で踏み躙られるものたちの声なき叫び。懸命に積み上げてきたものが一瞬で崩壊していく無力感。やるせなさ。権力者たちへの怒りと冷えていく展望。

このコロナ時代、いのちの本質とは何かについて痛いほど感じるし、無意識のうちに考えこんでいる。
日々、のたうつような迷いと不安の中で生活のひとつひとつを決断・選択している。未来を守るために今できることは何だ?

人と心を分かち合うことなしに、神様に祈ることなしに、この不安と恐怖のなかで私は生きることはできない。とても生きられないだろう。
読むことも、書くことも、話すことも、観ることも、うたうことも、全ては自分自身や他者、ほかの命との共鳴。私は独りでは生きられない。ここまで生きてこられたことの奇跡の根底にあったものが、コロナ時代の闇の中でさらなる光を放っている。

アドベント、今年もクリスマスが近づいている。私は生き延びて、あなたとまた出逢いたい。
2020/12/02

政府への怒りが渦巻いて頭がはちきれそうになっている。

「ひきこもり」当事者への訪問看護への厚生労働省からの助成が来年3月で打ち切られるため閉じることになった精神科クリニックの記事を読み、政府への怒りが腹の底からこみ上げてかて、今日一日ほんとうに憂鬱と怒りに持っていかれてしまった。当事者や家族はこのまま医療から見捨てられるのか。
大病院への紹介状がなければ自己負担金が上乗せされ、生活保護費や年金は更に削られ、子育て給付金は大幅に減額され、「待機児童問題に充てる」「不妊治療の支援を増やす」とのたまう。
菅政権は基本的人権を保障せず、自分に都合の悪い言論を排除し権力を強め、憲法改悪のための法整備や種子法の制定をやっている。コロナウイルスに対しての無能、無責任の極み。Gotoトラベル、オリンピック・パラリンピック2000億円追加?
医療現場や介護現場にマスクすら行き渡らない中で病床はとうの昔にパンクし、従事者が過労と心労で倒れているのに?めまいがする。どんどん人が追いやられ貧困と抑圧と孤独、自死に向かう状況に拍車がかかっている。

日本のコロナ禍はほぼ人災と言えるのではないかと感じざるを得ない。この数カ月PCR検査の導入徹底について否定的な発言をしてきたリベラル派の人々にも心底腹が立っている。問題を直視せず、自分の正当化と人への見下しにより自分を賢い者として振る舞う、そういう見せかけや正当化や自己プロモーションにもうんざりだ。

2020/10/17

中曽根氏の弔いとして学校、大学に国旗掲揚の強要がされていることに断固抗議します

中曽根康弘は旧日本軍時代に自分がいた部隊に「兵士のために慰安 所を作ってやった」と戦後の回想手記に書いていた。私はこの事実を生涯忘れないし許さない。彼を弔うからと学校や大学に日本国旗を揚げさせる菅内閣と文部科学省に怒りを禁じ得ない。絶対に許さない。アジアの民を今も虐げる戦争の歴史を隠蔽・歪曲し、憲法を滅ぼし更に繰り返そうとするこの一連の流れに断固抗議します。
2020/09/12

2001年9月11日、米国同時多発「テロ」から19年だった昨日。
溢れかえる想いが心身のなかで乱反射していて眠れない。
2020/09/02

2020年9月1日 東京の路上を想う

関東大震災、朝鮮人への殺戮を行った日本人「自警団」。
その無慈悲な、残酷な殺人がどこでどのように行われたか。
こなから社から出版されている加藤直樹さんの『九月、東京の路上で』に記録されている歴史の事実。
一人ひとりはどのように殺されたのか。
知らなければならないと思い、買ったのに、無惨すぎて心身が保てず数ページ毎に断念して…の繰り返し。まだ完読できていない…。この事実のすべてを闇に葬り去り、開き直り日本社会の現在と未来が恐すぎて、思考停止しそうになる…。当事者の曝されている恐怖と危険を想えば、そんなことは許されはしないのに、我ながら情けない。

戦場ではなく生活の場で、一般の一人ひとりが集団で人々を殺害していった。銃などの武器ではない、生活空間にあるモノを使って。罪悪感なく「自警」と銘打って。その異常さ。恐ろしさ…。

差別は人に人を殺させる動機を植え付ける。
一番こわいのは人間であることを、わたしの国の歴史と現在は常に突きつけてくる。
日本社会の愚かさと醜悪さには反吐がでる。
情けなく恥ずかしくて堪らない。しかし、この現実への責任は私にもある。
歴史を歴史として、事実を事実として認識し、受けとめて未来を拓くことなしに追悼などできる訳がない。

歴史を都合よく変えてしまえると思いこんでいる権力者たちに流されない。
真実を掴み取れ。人間の敵を許すな。人間の敵になり下がるな。
2020/08/29

闘いはここから
闘いは今から


数え切れないあの日の悔しさと怒りを忘れない
いつか必ず、真なる責任をとらせねばならない
2020/08/15

人類の愚かさを極めた日本の戦争。
アジア太平洋地域で日本軍が何をしたか。
朝鮮半島で中国大陸でフィリピンで沖縄で何をしたか。
知らないのは日本だ。
知ろうとしないのは日本だ。
事実を歪め、歴史を改ざんし正当化し、「そんなことはなかった」とのたまい開き直る恥知らず。それが日本だ。
数え切れない何千万人もの一人ひとりを不幸にし、全てを奪い破壊したことを知りもせず忘れ去る。
そして自分たちもまた破局に向かう。

国家権力が自分たち一般民衆の命を毛ほども思っていないことを、コロナ惨禍は更に明らかにした。最大限に愚かな暴君を野放しに裁くことはおろか問うことすら出来ないままできたツケが現在のありとあらゆる社会の闇の根底にある。歴史を、事実を直視せねば。戦争はまた起こる。もう様々な形で起きている。棄民国家日本が日本国憲法を捨てたとき、すべての権利は喪われ人間としての自由や愛ある生活は消え去る。自分の人生でそのことを思い知らされても、その時は手遅れだ。

人間の感性を取り戻すことが必要だ。
誰かに虐げられて、誰かを虐げることで溜飲を下げ差別に飲み込まれるのではなく。人間を取り戻そう。人として生きよう。奪われた命の声を受けとめよう。
彼女たちの静かな叫びに。
2020/08/07

今日も生きる。

悲惨さの極限に向かう社会と世界。それでも、奪わせはしない。
最期の瞬間まで人間として生きる。
神様に創られた命を預かる者として。
悔しさと怒り、やるせなさ。言葉も歌も時になくしてしまいそうになりながら。
それでも、生きる。命を喜び尊ぶ。時空を超えて繋がれるものたち。わたしは闇に抗うことを決してやめない。
2020/05/15

【緊急拡散】新型コロナウィルスと介護現場~白崎朝子さんの記事

ライターの白崎朝子さんから。拡散希望の記事です。
置き去りにされる各現場。更にこれから何が起きていくのか…。


~~新型コロナウィルスと介護現場~~
白崎朝子(介護福祉士・ライター) 
《2020年5月13日発信》


■はじめに


 4月24日のAFP通信によれば、新型コロナウイルスに関連する死者のうち介護施設の入所者が占める割合は、フランス:49.4%(4月15日現在)、ベルギー:49.1%(4月16日現在)、ポルトガル:33%(4月17日現在)、スペイン:53%(4月17日現在)だという。
 5月12日のニュースでも感染者は減っているのに、高齢者の死亡者は減っていない。国内の感染者が減っても、これから施設におけるクラスターは増大していくと私は推測している。

 コロナ禍で高齢者の在宅生活を支えてきたデイサービスが次々休業に追い込まれ、最後の砦の訪問介護も60代以上の非正規の女性たちが支えている。身体介護は濃厚接触で、感染リスクが非常に高いが医療職のようには注目されず、介護崩壊の危機に晒されている。 
 添付した写真は5月11日の国会で共産党議員が総理に向けて訴えていた統計を携帯電話で撮したものだが、現在の感染者は医師143人、看護師363人に対して、介護現場の職員は453人と医師の3倍以上となっている。

 私は2月24日から首都圏や関西のネットワークを中心に、コロナ禍と闘う介護職員の声を聴いてきた。国の無策に翻弄されながら奮闘する仲間たちの姿を報告する。


■報道されない現場の実態


 3月6日、三鷹市のあるデイサービスが休業となり、そこで働く非常勤職員の女性は、約2ヶ月間、無給での自宅待機を余儀なくされた。単身で子どももいないため国の助成も対象外だった。
 私は2月末から、デイサービスが一番大変になるだろうと思っていたが、予想以上に深刻な事態になっている。(休業中の高齢者のショートスティやデイサービスは全国で858ヶ所。4月下旬、厚労省発表)


 関西のケアワーカーズ・ユニオンの志賀直輝さんは、3月から新型コロナウィルスによる休業補償について勤務先の法人と団体交渉を続けている。10割の補償を要請し、6割という回答を得た。4月からは危険手当や、自宅に帰れなくなった場合の補償も求めている。3月には、学校休校のため、有休が無くなった職員の対応などにも追われた。認知症対応型のグループホームで働く住み込みの技能実習生の女性たちのために、雇用主に消毒液やハイターを要求したが全く支給されなかった。
 また妊娠中の病院受付の職員は、安物のビニールカーテンごしで患者対応をさせられているという。
 医療知識のある病院ですら、感染したらリスクが高い妊婦に対して、配置転換等の安全配慮義務を怠っている。
 病院の夜間受付勤務のシングルマザーの友人は、バイトだからとマスクが1枚も支給されず、身の危険を感じて休職した。 

 コロナ禍の影響での解雇や経済困窮が、介護家族や利用者にも打撃を与えている。介護保険の利用者負担が払えないため、サービスを減らす家族が増加している。密室で介護を余儀なくされた家族による虐待は、DVや児童虐待同様にハイリスクだ。認知症の親に食事を与えずに放置している例も耳にした。

 一方、感染予防に神経をすり減らし、雇用も不安定な介護職員の疲弊も深刻さを増している。やり場ない怒りを利用者に向ける職員もいる。
 施設内で虐待が増加する可能性は高いが、現在、家族は面会謝絶となっており、虐待が起きても隠蔽しやすい状況にある。
 むろん多くの職員は献身的に対応しているが、コロナ禍以前から、利用者を虐待する同僚を私は何人も知っている。隠蔽工作に走る施設長や会社、私が内部告発しても動かない労働組合や自治体も見てきた。水面下での、虐待が悪化している可能性は高い。

■自分のマスクを利用者に…

 都内の訪問介護ヘルパー藤田さん(仮名)は、発熱した利用者にマスクがなく、なけなしのマスクを利用者に提供した。事業所からの支給は布マスク2枚と使い捨てマスク5枚。「仕事で使う分は請求してよい」と言われても入手は困難。無防備な状況下で、退職者も出ている。「利用者もヘルパーから感染するのではないかと、不安にかられています」と藤田さん。

 2月末から、「マスクや消毒薬がない!」という介護現場の友人たちからのメールが絶え間なく届いている。製薬会社勤務の知人は、「消毒薬は儲からないため地方の中小企業しかつくっておらず、大量生産ができないと複数の問屋から聞いています。東日本大震災のときよりも深刻な事態になるでしょう」と言う。

 3月末、利用者100人の知的障害者施設Aや小規模の訪問介護事業所などに、厚労省から布マスクが「5枚」送付された。4月初旬、施設Aに都の福祉保健局から使い捨てマスクが1500枚送付されたが、10日しかもたない量だった。施設Aの職員は、「ただでさえ忙しいのに、布マスクは消毒や洗浄が大変。その割には予防効果が薄いから使っていません」と話す。

 同時期に、都内の特別養護老人ホームの利用者・職員に各1枚の布マスクが届いたという。使いものにならない布マスクを忙しい介護職員たちが、解体し縫い直して使っているという声を複数耳にしている。
 また国から布マスクが支給されたからとサージカルマスクの支給をしなくなったのは、日本介護クラフトユニオン加入の大手企業が経営する大阪の有料老人ホームだ。

 「役所も保健所も非正規化し、肝心の防疫対策ができる人が少なく、物資が後回しにされているようだ」との声も聞く。不足が叫ばれてから3ヶ月…。最近、市場には出回ってきているようだが、介護現場のマスク不足は深刻化していて、足りているという話は耳にしない。

■『検査難民』化する介護職員


 私の息子が勤務する都内の障害者施設の施設長は、4月4日から2週間発熱と解熱を繰り返した。発熱してすぐ住居地(都外)の保健所に「福祉施設の管理職でクラスターにつながる」と掛け合うもPCR検査は受けられなかった。東京なら産業医の紹介で検査が受けられたが、39.4℃の熱で動けず、37℃に解熱したときには待機者が数千人に膨れ上がっていた。
 「検査の精度は100%ではない。もし陰性なら検査に行って感染するリスクが高い。自宅療養して体力が回復したら血液検査をし、職場復帰した方がいい」と産業医に言われ、PCR検査は断念した。

 血液検査とCTでは異常はなかったが、別な医師は、「肺に異常がなくても上気道感染している可能性もある」と検査の必要性を訴える。検査の必要な福祉支援者が『検査難民』になっている。
 「クラスターになるのは時間の問題。いつ自分が感染してもいいようにシミュレーションしている」と言いながら、息子は施設長の分も仕事をこなし施設長不在の現場を支え続けた。施設長は5月1日に職場復帰した。だがまだまだ予断は許さない状況だ。
 医療、福祉職、そしてその同居家族には症状の有無に関わらず、全員にPCR検査を義務づけるべきだ。特に介護職は、フィジカル・ディスタンスやテレワークなどは絶対にできないのだから。

■介護職員に特別手当を!
 4月15日、福岡市が介護職員へ特別給付金を支給すると発表。医療従事者へは、危険手当や診療報酬の倍増という報道もされた。東京と埼玉の訪問介護事業所が、マスク・防護服の優先的支給、感染者・濃厚接触者への訪問介護に対する介護報酬や特別手当、ヘルパー不足を解消する対策を早急に打ち出すことを国に要望した。

 4月24日には日本介護福祉士会が厚生労働大臣に「新型コロナウィルス対応に関する要望書」を提出。それに賛同した介護福祉士有志の会が「新型コロナウィルスに伴う介護職支援」の署名活動をスタート。5月17日締切で5万筆が目標という。

 大阪を中心に障がい当事者やサポーターで構成する「障がい者の人権を考える当事者の会 Future~みらい~」は、厚生労働大臣と大阪府知事・大阪市長(各市長)宛に「新型コロナウイルス対策についての緊急の要求書」を提出予定だ。
 また5月12日には、政府全体と厚労省に対して、障がい当事者や支援者のネットワークで構成する、「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム実行委員会が、「新型コロナウィルス感染に関する要請書」を提出した。東京都にも提出予定だ。

■介護施設で起きたクラスター


 現在、国内最大のクラスターは千葉県の障害者福祉施設、北総育成園。 4月27日現在、121人に感染が拡大している。だが病院に比して、福祉施設のクラスター報道は極めて少ない。報道規制が敷かれているのではないか……と仲間たちと話している。

 4月25日22時、ケアマネジャー原田さん(仮名)からのメールに私は、凍りついた。彼女の担当する利用者Cさんがショートスティした特別養護老人ホーム(以下、特養B)で、新型コロナウイルス陽性者が9人(死者1人)も出たという。同じ法人のデイサービスとショートステイは休止。利用者のCさんは感染が拡大していた17~20日にショートスティを利用していた。
 Cさんは訪問介護、訪問看護、訪問診療、デイサービスを利用していたため、帰宅翌日の21日からサービスを再開した。もしCさんが感染していたら、接触した支援者、その支援者が担当している利用者やその家族、支援者の家族にも影響する。デイサービスだとCさんが接触した利用者や職員が少なくとも30人以上はいる。果てしない拡大の様相が目に浮かび、血の気が引いた。

 ネットニュースによれば、その特養では15日~21日に10人発熱。25日に9人陽性。22日に70歳の人が死亡していた。原田さんがクラスターの詳細を知ったのは、25日に自治体の危険管理情報センターからきたメールでだった。
 翌朝、原田さんは特養Bに連絡し、Cさんがいた同じフロアから感染者が出ていたと初めて知った。CさんはPCR検査の対象となったため、原田さんはご家族と相談し、デイサービスと訪問介護サービスを休止する決断をした。 

 本来、ケアマネジャーにはサービスを止める権限はないという。だが原田さんの知るヘルパーは、会社からマスクと手袋を支給されても、毎日交換できる量はなく、数日使ってから処分していた。ヘルパー自身が感染リスクをおして、薬局に並んで自腹を切ってマスクを購入しているような状況だった。いまは使い捨て手袋が入手困難となり困っている。防護服もないため、感染リスクのある利用者対応はできないのが実態だ。

■指示系統もガイドラインもない現場で…


 Cさんが感染していたら、デイサービスだけでなく訪問介護や訪問看護も中止になる。だが利用者や家族にはそのことへの理解がないという。
 利用者が感染した場合、同居家族も仕事や外出ができないと説明しても、わからない家族も多い。
 原田さんは、医療と介護の感染リスクに対する意識や考えの違いが身にしみた。それが今回の特養からの連絡遅延につながったと考えている。すぐにショートスティを中止する判断を施設がしなかったため、感染は拡大。5月7日時点でのPCR陽性者は、入所者36名、職員6名、ショートスティ利用者は4名。ショートスティ利用者を通して、地域に感染リスクが拡がった。
 「私も関係者にどこまでリスクを説明するか迷いましたが、その迷いが感染拡大に繋がるのです」と原田さん。子育て中だが、連絡調整に追われゴールデンウィークは一日も休めなかった。

 2ヶ月半と3週間、取材を続けてきたがCさんの件は、私が取材したなかで最も苛酷な事例だった。だが、現場を必死に支えている介護職員が感染しても、きちんと補償されるのだろうか?院内感染した看護師で、PTSDになった女性がいると報道されたが、本来それは労災のはずだ。
 幸いにも陰性だったが、もしCさんが陽性だったら、原田さんの心身の負担は計り知れない。利用者と共倒れにならないためにも、介護職員には自衛してもらいたい。サージカルマスクすら供給できない国が、現場を守り、責任を取るとはとても思えない。

 コロナ禍以前から、特に大企業の介護事業所は職員を使い捨ててきた。使い捨てられた職員の多くは非正規の女性たちだ。感染しても労災が適用されるかも怪しい。懸命に働いても雇用の調整弁にされたり、賃金引き下げの対象となった私は、コロナ禍が介護現場の女性たちに与える影響の甚大さに戦慄を覚える。特養Bの感染者はさらに拡大し、千葉の障がい者施設のようになる可能性があると私は見ている。

■おわりに


 5月8日、シングルマザーの看護師がコロナに感染したが、職場の協力を得られない等の複合的理由で、労災申請ができないというニュースが流れた。中島由美子さん(全国一般労働組合東京南部委員長)は、「厚労省は『感染経路が不明の場合でも、業務の内容によっては、広く業務起因性を認め、労災として認定する』という方針を示しています。事業主が労災申請に協力しなかったり、労災を隠したりするケースもあるかもしれませんが、事業主が証明を拒否しても、労災申請は労働者個人でできます。積極的に労災申請をして欲しい」とコメント。
 厳しい現状だが、介護職員には、現在ある制度を活用し、自身の人生と尊厳を守って欲しい。それが、なによりも利用者を守ることにつながるからだ。

 そして私がここに報告した実態は、5月13日時点での氷山の一角に過ぎないことを記しておく。
 人類が過去に経験したことのないパンデミックは、介護が必要な当事者や、現場で働く仲間たちの人生を変えていくだろう。
 いまはまだ展望は見えない。だが、一瞬一瞬を懸命に生き、そこに希望と解放をつないでいきたい。 

※現場実態についての原稿依頼がたくさんきてます。よろしければ、情報をお寄せください。

白崎朝子


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2020/05/12

必死に己を保つ精一杯の暮らしの中で、身を貫くような政府への怒りと思考が止まらない。
今何ができるのか、どうやったらこの腐敗しきったアベ政権を終わらすことができるのか。
できるかできないかじゃない。終わらせなければならない。

コロナは収束なんかしていない。ろくに調べもしないでどうやって起きている/これから起きるパンデミックを把握できるのか。
不正はなされるままにやり放題。放置され続けて、税金も私腹を肥やすために使われ続けて、人がどんどん追い詰められて死んでいくのに、こいつら本当に人間の屑だ。歴史のクズかごに叩き込みたい。

このままなにもかもが溶かされて、疫病すらも自己責任化されていくのか。原発が爆発しても変われないこの国。放射能も無害ですってキャンペーンはって、コロナは調べもしないで。現実をみることができない。歴史を都合よく「修正」してきた社会の成れの果てだ。水面下で人が死に続ける、殺され続ける日本社会。
入管や海外からの労働者の人たちのことを想う。障害をもった仲間のことも。生き残ったハンセン病回復者の人たちは、今どんな思いでこの社会を見ているのか。労働現場で低賃金で働かざるを得ない非正規労働の人たち。子どもを抱えて収入を絶たれた人たちのこと。物資のない医療現場で過労と感染の恐怖に曝されながら、生活圏で差別されている人たち。生活に必要なすべての流通・生産、医療、福祉、教育に携わる人たち。毎日のごみ回収に従事してくださっている方たち。増え続けている荷物を運び続ける宅急便の配送員さん。

福祉施設では防護服の代わりにポリ袋をかぶって従事してる。集団感染は起きていても報道されない。
防護服の代わりに雨合羽?それ聞いておくるつける人が一万人もいるなんて、と聞いたときは絶望した。竹やり訓練にバケツリレーか。

差別と排外主義が極まり、経済が死んだ先にあるのは何か。危機を嬉々として権力を強める政権に嫌悪感が止まらない。
ベーシックインカムを実現させなければ。みんなが知って、勝ち取らなきゃ。命を奪うな。生きさせろ。
天災を極めつけの人災にするお前らなんかに殺されてたまるか。「飲み会もできない」って優雅に犬なでて、確かにアンタは東日本大水害で人が死んでる最中に赤坂自民亭を主催してましたよね。
「コロナに負けない」じゃない、もう人災なんだよ。ゴミ同然のマスク配るのに膨大な税金垂れ流して、しかも届いてなくて、こんな、こんな無能なアホ政権にみすみす見殺しにされてたまるか。たった一人の一人一人の命と生活を奪われる。

このままじゃコロナがなんとかなったとしても憲法が奪われて人権がある未来は潰える。戦争と環境破壊でどのみち滅びる。そんなの許さない。負けるもんか。絶対倒す。なにもできないけど、絶対に諦めない。何ができるのか。何がやれるのか。絶え間ない作業のなかで考え続けてる。

韓国や台湾の政治は、それを実現させた民衆の長い歴史。指をくわえて羨ましがってもなにもならない。実現できる政治をつくらなきゃ。黒川検察官のための法改悪に反対したTwitter上のデモ、500万人ってすごい!

沖縄の玉城デニー知事のコロナ対策施策をみると、本当にデニーさんが知事になって良かったと思った。一方で人の出入りをコントロールしきれないことが…沖縄に自治権がないことが申し訳ない。帰省するひとたち、観光客。日本「本土」から行く人たちの他に米国、日本の軍隊が闊歩している。離島の状況は更に深刻。首長にも権限がない。どうやって疫病を抑え込んでいけるのか。

最近、ペシャワール会、故・中村哲先生の「まずは生きておれ」という声を何度も何度も思い出している。
みんなで生きられる道を切り開きたい。悔いなく生きたい。

いっぱいいっぱいで、時間もないなかで思いつくままに書いた。
どうか、どうかみんな無事で。一日いちにち私も生きます。祈っています。


2020/04/19

近況

政府の無能と愚かさの極致に怒りで黒焦げになりながら不安に苛まれながらも、人間の命の光に照らされてなんとか生きてます。すべての天災を人災にするアホどもに殺されてたまるか。だいじな命を奪わせるままにしたくない。医療現場のみならず各現場で奮闘されている方たち、子どもを守るため必死に生きているすべてのひとのために祈ります。

アベ内閣はコロナウイルス対策のみならずここ数年の愚行の責任を取り即時総辞職し、まともな生活保障ができる政権を求めます。
今こそベーシックインカムの実現を。医療・福祉・流通・生産・教育に携わる人たちの労働に対してまっとうな対価を。事実を直視し、能力を把握し、各現場の現状報告に聞く耳を持ち、その声を活かせる能力のある者を政治の中枢に置かなければこの泥船は沈む。
非正規の人たちや野宿生活者や日本国籍以外の人たちの暮らしをしっかりと守る政治を実現できる者を政治家に。政治はいのちと暮らしに直結していることをみんな痛感していると思う。声をあげれば届く。声をあげなきゃ滅びる。



コロナに負けない、じゃない。人間の悪意と構造の暴力に負けない。人間には善悪を判断する知恵と心がある。
韓国や台湾をみよう。己の国を諦めないで求めなければ。事実を見据えて。こころをつないで。そこからしか希望は生まれない。